
雪の日の思い出である。
1月下旬、大学の期末試験での
出来事だった。
その日は、朝から雪が降っていたが、
大した降りでもなく、入学試験日程も
迫っていた事もあり、予定通りに
試験は実施された。
夕方、試験は終了し、一斉に帰路に
向かう時に思わぬ事態に遭遇した。
大学は小高い丘の上にあり、学校の
直前はそこそこの急登になっている。
朝から何千人もの学生が踏み固め、
完全なアイスバーン状態の坂道に
なってしまっていたのだ。
ズルズルと滑ってしまい、進めない。
幸い道路脇に支えとなる柵の様な
ものがあったので、誰からの発案でも
なく、皆で手をつなぎ、列を作る事に
よって、急登を下る事となった。
女子学生もいれば、教授もいた。
ラッキーなことに、私は両手とも女子大生と手をつなぐことができた。
子供の頃は、うれしかった雪の日であるが、
大人になってうれしかったのは、この時位かもしれない。
1月下旬、大学の期末試験での
出来事だった。
その日は、朝から雪が降っていたが、
大した降りでもなく、入学試験日程も
迫っていた事もあり、予定通りに
試験は実施された。
夕方、試験は終了し、一斉に帰路に
向かう時に思わぬ事態に遭遇した。

直前はそこそこの急登になっている。
朝から何千人もの学生が踏み固め、
完全なアイスバーン状態の坂道に
なってしまっていたのだ。
ズルズルと滑ってしまい、進めない。
幸い道路脇に支えとなる柵の様な
ものがあったので、誰からの発案でも
なく、皆で手をつなぎ、列を作る事に
よって、急登を下る事となった。
女子学生もいれば、教授もいた。
ラッキーなことに、私は両手とも女子大生と手をつなぐことができた。
子供の頃は、うれしかった雪の日であるが、
大人になってうれしかったのは、この時位かもしれない。